メンバーの熱い想いをデザインの力で叶えたい。~デザイナーとして治療用アプリ開発ベンチャーに加わったわけ~

グラフィックデザインをメインに出版社やデザイン事務所などを経て、フリーランスのデザイナーとして活躍してきた細井康弘。
現在はキュア・アップにて、治療用アプリなど製品開発から社内のデザイン業務全般を担当。デザイナーとしてチームの一員になり、一つのプロダクトを作り上げる仕事にやりがいを感じる毎日だといいます。
フリーランスからインハウスデザイナーとしてデザインの力を活かす働き方へ。そのきっかけは、とある新商品の開発でした。企画から商品開発を手がける中で、「チームで課題解決しながら一つの商品を作り上げる仕事がしたい!」という想いに気づいたのです。
そんな細井のストーリーをお届けします。

転機となった新商品デザイン。一つの商品に深く関わり、課題解決をしたいと気づいた

―――転職のきっかけはなんだったのでしょうか?

フリーランスの時に、とある老舗茶店の商品デザインを担当することになりました。店舗リニューアルの際に、何か目を引く商品のデザインをお願いしたいという依頼でした。
せっかく新しい商品をつくるのだから、抱えている問題や悩みを解決できるようなものを作ることができればと話を進めていく中で、「高級なお茶は飲んでもらう機会が少ない」という悩みが出てきました。
そこで、『高級茶には価値に見合った美味しさはある』、『本物の美味しさを手軽に知ってもらいたい』という想いを伝えるために、 クライアントと相談しながら生み出したのが、「500円」のワンコイン商品です。500円に対するグラム数のお茶を入れパッケージすれば、高級茶であっても手にとりやすくなるんじゃないかと。ワンコインであれば、ちょっとした贅沢や、来客用に良いお茶を出したいという願いも叶えられます。
そこから、ビジュアルデザインに落としていきました。「高級感」があり、明治初年創業という「伝統」が感じられるようなパッケージを作成しました。

新店舗のオープン時に、店員さんが新商品を使い、高級茶を積極的に薦めている様子を目の当りにして『デザインで、こんなにも問題解決ができるんだ!』と改めて強く認識しました。それがフリーランスという働き方から、インハウスのデザイナーになろうと思ったきっかけですね。 一つのプロダクトを磨き上げるのが好きだなと気づいたんです。

決め手はキュア・アップの「人」。直感的に温かい人が集まっていると感じた。

―――キュア・アップとの出会いは?

しばらくフリーランスとして仕事をしていたこともあり、『チームで成し遂げる仕事』をやってみたいなと思っていました。 そんな時期に、フリーランス時代の僕のHPをみて、キュア・アップの創業者の一人でCDOの鈴木晋さんが声をかけてくださいました。
2次面接の際に「社内の雰囲気はどんな感じですか?」と質問したところ、快く執務スペースに通して下さいました。「現在、面接中のデザイナーの細井さんです」と紹介された後、持ってきたポートフォリオを並べながらしゃべり始めると、みなさんお仕事でお忙しい中、手を止めて耳を傾けてくれました。
近くまで来て、「これはなんですか?」とかみんな積極的に質問してくれたり、すごく良い雰囲気の印象でした。社員同士で盛り上がっている感じもあって、仲の良さが伝わってきました。直感的に温かい人が集まってるんだなぁと感じましたね。こういう人たちの中でなら、チームの一員として働き甲斐を感じられそうだなと思い、キュア・アップへの就職を決めました。 


生活習慣改善プログラム「ascure STEPS」にかけた想い

―――キュアアップでのお仕事についてお聞かせください。

現在は、治療用アプリの情報設計〜UI/VDといった「ベースづくり」の部分を皆で作り上げるという業務をメインに行なっています。医師やエンジニア、コンテンツ制作者、そしてデザイナーの僕がチームを組んで開発しています。
アプリの設計や骨組み、情報設計などから、チームの一員として議論しつつ進めていきます。議論しながら、目に入る所としてのビジュアルデザインを僕が形にしていくのです。
新しいアプリを作り上げていく中で、作る過程で方針は結構、変わります。やっぱりプログラムはこうだ!とか、これはもっとこうしたほうがいい!これではわからない!など変更があったりする中で、僕が試作のデザイン案を出しつつ、一緒に作り上げていきます。こういったスピード感をもってガンガンと進めていく仕事の仕方は、インハウスのデザイナーならではだと思います。。
また、直近では特定保険指導に対応した「体重減少」のための生活習慣改善プログラムではアプリ開発に加え、「ascure STEPS」のWebサイトやロゴのデザイン、イラストなどを担当しました。「ascure STEPS」は、医師が開発したアプリと、IOTワイヤレス体重計、そしてオンラインでの指導を組み合わせた全く新しい特定保健指導にも対応した体重減少プログラムです。

「ascure STEPS」 の体質改善プログラムには3つのSTEPがあり、その段階ごとにやることが違います。まず最初のSTEPでは、参加者ひとりひとりの考え方や行動の弱点を聞きだし生活習慣改善へと導きます。
STEP2は「習慣化サポート」です。参加者の悪い生活習慣の原因となっている所を特定して良い行動へ変えていきます。
STEP3では「習慣化マネジメント」。身につけた正しい習慣を、プログラム終了後も生活の中で続けられるようにサポートしていくんです。
この3ステップをデザインで表現するのが、とても難しかったですね。 ロゴのデザインは、STEPSの頭文字の「S」と、アプリの中の3つのステップを、階段の形から進化させて作りました。色は「暖色」を提案しました。アクティブに楽しみながら気分も上げて行動し、健康を向上させるという意味合いを込めているんです。オレンジという色は、脂肪の 燃焼やビタミンカラーではつらつした印象を与えることができます。
また、アプリの中に体質改善を指導してくれるキャラクターがいるのですが、スポーティーな感じで、溌剌とした女性にしました。この指導員に引っ張られて、頑張ろうかな!と思えるキャラクターに作りこみました。

想いが一つになり作り上げられたアプリ。やりがいは使われているという実感。

―――お仕事のやりがいはどんなところでしょう?

キュア・アップにはコンテンツライターやエンジニア、医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床開発、薬事、事業開発など多くの職種の方が在籍しています。それぞれの観点から「この時期の患者さんの気持ちはこうだから、こういう表現が良い」とか、「こういった順序だてや見せ方の方がより効果的に作用する」などの意見やアドバイスが出ます。皆の専門性を活かしながら、たくさんのメンバーと共にプロダクトを作り上げていく感じが好きですね。
結果、まだテスト期間中ですが、「ascure STEPS」ではほとんど離脱した人がいなくて。みんなで考えてきたことが、しっかりと参加者に伝わっているのがうれしいです。参加者が順調にスタートがきれている!という実感ができたときはすごくうれしかったですね。

チームメンバーの想いやこだわりをデザインの力で叶えたい。それがユーザーの価値につながる。

良いスタートがきれたのは、デザインだけでなく、エンジニアの視点、コンテンツライターの視点など、メンバーの視点が結集した総合力が活かされたからだと思うんです。キュア・アップは、多様な職種の人から多面的な意見が出てくるのが強みだと思っています。
メンバーは、みなすごく忙しいけど、質問すればちゃんと時間を割いてくれる。無下にする人は一人もいない。些細なことでも質問した以上のことを返してくれるんです。メンバーのことをすごく信頼しているので、最終的にはユーザーのためにつくるんだけど、まずはチームメンバーが考えてきたものを形にしたいという想いが強いです。それが結果、ユーザーの人のためになるはずだという確信が持てるんですよ。
キュア・アップの人たちはどうしたら患者さんのためになるか?に対していつもすごく熱く考えている。だから、みんなの情熱をなるべく抜けもれなく形にしていきたいと思う。そうしてできたものは、自然に良いものになるんじゃないかなと思っています。
働くメンバーの気持ちが強ければ強いほど、僕もそれに応えたいと思うようになる。この人たちのためにデザインを起こしたいなと思えるメンバーと働けていることが誇りです。

取材ライター/柳澤聖子

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