チームラボで磨いた技術力とリーダーシップを活かして。元喫煙者として挑む「ascure卒煙プログラム」開発



チームラボで長く「フロントエンドエンジニア」チームを率いてきた久松。
家族の闘病をきっかけに医療事業に興味を持ちCureAppに入社しました。

その後「asucure卒煙プログラム」の保守運用と開発をテックリードとして担当。
自身も禁煙に苦労した経験を持ち、辛さがよく分かると久松。参加者の力になりたいという想いを糧に、難しい業務にも奮闘してきました。

またコロナ禍中に入社したことでリモートでのチーム作りのコツを考え抜き、それをガイドラインにまとめ発信。チームビルディングにも情熱を持って挑みます。

そんな久松のこれまでとこれからについて聞いてみました。




久松由幸(ひさまつ よしゆき)/テックリード

SIerやフリーランスでのシステム開発を経験した後、チームラボ株式会社に入社し、フロントエンドチームを発足。Webの技術とデジタルサイネージやインタラクティブコンテンツとの連動、自動販売機のサイネージの開発など幅広く手がける。

その後、医療サービスに興味を持ち、2020年4月に株式会社CureApp にフルスタックエンジニアとして入社。「ascure卒煙プログラム」のテックリードとして、保守運用から開発までを行う。

 



「チームラボ」でサイネージの最先端技術に携わる


――さっそくですが、CureAppに入社される前はチームラボ株式会社で働かれていたのですね。


チームラボでのキャリアが一番長くて、12年ほど働いていました。入社したのは会社ができて3年経った頃です。当時はエンジニアも専門によって区分けされておらず、みんなが全体を触るというような状態でした。そこへ「フロントエンドエンジニア」という括りを設けてユーザーインターフェースを専門に担うチームを作ってほしいという要望があり、ぼくがチームを作り、退職までリーダーを勤めていました。


例えば、電車の扉の上にある電子モニターや、ショッピングモールの電子掲示板などがありますよね。ああいったものを「デジタルサイネージ」といいますが、そこにWebの技術を転用する仕事をしていました。子どもたちが触わることで好奇心が刺激され学びに役立つものや、自動販売機の開発などもしました。

このサイネージを用いた自販機は、チームラボでのぼくの仕事の集大成でもあります。

――その自販機、私も地下鉄の駅でみたことがあります。バックが黒いスタイリッシュな自販機ですよね。

まさにそれです。既存のサイネージを用いた自販機が古くなり全てリプレースしたいというお話を頂き、今の時代にあった新しいものに変えていくプロジェクトでした。自販機本体の色は何色にするか?角はどれくらい丸いほうがよいか?などのプロダクトデザインから始め、自販機の内部の細かい仕様も詰めつつ、Webの技術を使いサイネージを作り上げていきました。


 

 


CureAppの技術愛に惹かれて入社


――チームラボで最先端技術を担当されていたわけですが、CureAppにはどのように出会いましたか?

チームラボでは、ある程度やりきったなという思いがでてきて、転職活動をはじめることにしました。10年以上転職をしていなかったので、まずは様々な会社の話を聞くことにしました。

その中でCDOの鈴木晋さんに「JavaSrciptの勉強会に参加しませんか?」と声をかけてもらいました。CureAppのSlackには、外部の方も入って、社員と一緒にテック技術について情報交換をする部屋があるんです。ぼくもまずそこへ入らせてもらい1年ほど過ごしました。その中でエンジニアの皆さんの会話のレベルが高いことや技術に対する愛情が伝わってきて、徐々に入社したいと思うようになりました。

――CureAppのビジョンやミッションについてはどう思いましたか?


実は入社する数年前に父を病気でなくしました。父が闘病していた際に、医療関係の方々にとてもお世話になったんです。医療関係者や医師に対して感謝や尊敬の気持ちが強くありました。なので医療事業であるということと、JavaScriptへの愛との両方に惹かれて入社しましたね。


自身も禁煙に苦労。元喫煙者の視点をもちながら開発


――現在、テックリードを担当されている「ascure卒煙プログラム」の仕事について教えてください。

担当しているのは、民間法人向けの卒煙サービスです。僕自身が元喫煙者で、禁煙に苦労したという経験があります。タバコをやめようと思い1人で挑戦しようとして、1週間吸わなかったけど、また吸い始めるというのをくり返し何度も失敗しました。途中から禁煙用の処方薬がでてきて病院に3ヶ月ほど通い、何とかやめられました。だからこそ、やめたくてもやめられないかたのつらさも分かるし、力になりたいという気持ちは強いですね。

今は「ascure卒煙プログラム」の開発や保守・運用を担当しています。React Native というオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワークを使って iOS・Android のアプリ開発をしています。

その中で、少し古いバージョンから最新のバージョンにアップデートしていく作業があるのですが、改修していくのにとても苦労しました。何かのモジュールのバージョンを上げると、別のモジュールのバージョンも上げなくてはならない……などを延々とくり返し、数ヶ月間改修にかかりました。

最終的にうまくいきリリース済ですが、非常に勉強になる仕事でした。

 

 



リモートで働くコツをガイドラインにして発信


――それ以外にも苦労したことや、やりがいを感じたことはありますか?

チームにジョインした時は、既存のメンバーの頭の中にしかない開発情報もあり、整っていないところも多々ありました。初めはそれを誰がみても間違えずに運用できるように、資料にして整えていきました。そうすることで、開発メンバーの士気もあがり仲が良いチームになりましたし、何よりサービスの品質やユーザー体験も向上しました。


他には、緊急事態宣言真っ只中で入社したので、まだ2回しか会社に行けておらず、リモートでどう働くかという所は最初とまどいました。家のネット環境もフルリモート用になっておらず、娘がYouTubeを見はじめただけで通信が止まるというような状況でした。徐々に環境を整えて改善しましたが、ネット上でのコミュニケーションだけで仕事を進める場合、どういった事に気をつけるとよいかについて真剣に考えるきっかけになりました。

そこで考えた内容をガイドラインという形でまとめ、会社のメンバーに共有しました。

特に重視したのは、リモート勤務の中で、「チームをどう良くしていくか?」「どう困っている人を助けるか?」という点です。例えば、1人での作業が寂しくなったら、画面共有をしながら別の人と共同作業で進めることを推奨しました。相談しながらプログラムを書いたり、複数の人が一つのものを見ることで自然に品質もよくなります。またメンバー同士の仲が良くなるという嬉しい発見もありました。


相手の気持ちを想像し合える関係が、よいチームを作る


――前職でもチームリーダーをされていて、リーダー経験は長いと思います。今後どのようなチーム作りをしていきたいですか?

ぼくはいちメンバーの経験も、チームリーダーやエンジニアリングマネージャーの経験も両方あるので、それぞれの立場での気持ちを想像することができます。そういった、お互いの立場やつらさを理解し合うことが、信頼しあえる楽しい組織を作るのに大切なのではないかと思います。

例えば、リーダーが困っていて、メンバーに対して「この仕事をお願いできないか」と伝えたとします。リーダー経験がないメンバーが「それは今忙しいのでできません」と断ったとすると、リーダーはさらに困ってしまうわけです。それは良くない関係かなと思っています。忙しい中でも、リーダーの要望に対して「今はこういった状況なので、明日でもよいですか?」もしくは「こうしたらもっと楽にできるかもしれません」などの代替案が出しあえる組織は強いです。そうするためには、その立場をやったことがない人も、相手の気持ちや立場に立って考えることが大切です。なかなか難しいことだとは思いますが、今後1on1などでもメンバーに伝えていきたいことです。

 

 



――現在、エンジニアさんを募集されているということですが、どのような方と一緒に働きたいでしょうか。


今は、リモートワークで進める仕事が大半なので、人とのコミュニケーションを大切にできるかたはいいなと思います。基本的に、CureAppでは待っていたら作業がふってくるという会社ではないので、ある程度自走しつつ、自分から問題点を見つけてディスカッションして直していくということが出来る方に来ていただけると、すごくありがたいなと思います。JavaScriptやTypeScriptが好きなかたも歓迎しています。ご応募お待ちしております!

 


 

<取材ライティング/柳澤聖子>


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