【指導員インタビュー】家庭や趣味の時間も大切に。看護師として見つけた私らしい働きかた

 



看護師として訪問看護などで依存症の患者さんを担当し、「動機づけ面接法」の素晴らしさに惚れ込んでいた河野。

リモートで働けるという環境と、「動機づけ面接法」を使った禁煙指導に惹かれてCureAppに入社しました。

現在は、「ascure卒煙プログラム」の在宅指導員として活躍中。面談をすすめる中で、利用者さん自身の中に気づきが生まれ、それを共有してもらうのが一番の仕事の喜びだといいます。

そんな河野は、CureAppで看護師のスキルを活かしながらも、家庭や趣味の時間を大切にした働き方を実現しています。在宅指導員の1日のスケジュールや働き方、仕事のやりがいについて聞いてみました。



河野/在宅指導員 担当:ascure卒煙プログラム

看護師として病棟勤務、訪問看護やデイサービスなどの職場を経験後、2021年3月にCureApp入社。法人向け事業「ascure卒煙プログラム」の在宅指導員を担当。鹿児島県在住。趣味はハンドメイドアクセサリー制作。中学生と高校生の2児の母親でもある。

 

 

看護師でも、自分らしい働き方ができることを知る


――入社のきっかけを教えてください。

 


地域に密着した看護師として、病棟勤務以外にも、企業健診や訪問看護、老人ホームのデイサービスなど様々な職場を経験しました。そんな中、前職で臨床研究をサポートする仕事に関わった際に、これまでとは全くちがう働き方に驚きました。その仕事は、パソコンを使ったデスクワークが中心で「看護師でも、こんな働き方ができるんだ!」と発見になりました。

職場の人に聞いてみると、その会社以外にも、看護師でそういった働き方が出来る会社が幾つかあるとのこと。そこで、他にも同じような会社がないか調べてみたところ、CureAppと出会うことができたんです。

「動機づけ面接法」との再会


――CureAppのどんなところが良いと思いましたか?

 


住んでいる鹿児島からリモートで仕事に参加できるなど働き方の面も良いと思いましたし、仕事の内容にも、とても惹かれました。CureAppの「ascure卒煙プログラム」では、アプリを使ったアドバイスの提供と、指導員によるオンラインでの禁煙指導をしていきますが、その指導で「動機づけ面接法」を採用していて、それが一番の決め手でした。

「動機づけ面接法」は、以前、訪問看護をしていたときに出会いました。訪問看護では、依存症を持つ方や引きこもりの方なども受け持っていて、少しでも患者さんの力になりたいと学んでいたんです。この面接法に出会う前は、例えば、糖尿病の方に指導するときには、「このままひどくなると失明の恐れもありますよ」など、病気が進行した際の負の側面を強調することで生活習慣の指導をすることが多かったのです。

でも、「動機づけ面接法」のアプローチは全くちがいます。患者さんの前向きな言葉を拾って患者さんにとって良い習慣を一緒に考えていく手法で、これは素晴らしい面接法だ!と、惚れ込んでいました。それをCureAppでも採用しているならば、ぜひ仕事としてやりたいと思ったんです。

 

――なるほど、そうだったのですね。CureAppでの1日のスケジュールや、働き方についても教えていただけますか?

 

今は鹿児島に住んでいて、フルリモートで仕事に参加しています。

勤務時間は 11時から20時までです。わが家は、すでに子どもたちが中学生と高校生ということもあり、ある程度自分のことはやれる年齢です。そのため、利用者さんの面談面談希望が多く入りやすい時間帯に合わせて遅めの時間設定にしています。

その分、朝は始業時間までに夕飯の下ごしらえを済ませたり、趣味で作っているハンドメイドアクセサリーの注文確認や発送作業に当てる時間にしています。終業時間の20時以降は、子どもたちと夕飯を食べる時間です。

禁煙面談は平日の夜や休日を希望される利用者さんが多く、私は土曜日を勤務日として、日曜日と月曜日を休日にしています。


――うまく家庭生活とお仕事を両立されていらっしゃるんですね。

 


そうですね。家庭の事情やお子さんの年齢などによっては、朝早くから始業される方もいますし、最適な始業時間を選べるのはありがたいです。

病院でフルタイムで働いていた頃は、食事も惣菜を買ってくるだけで適当に済ますということも多かったです。でも、その頃と比べると通勤時間もないですし、だいぶ心の余裕を持って生活ができているのは、とても嬉しいことです。

 

 

――鹿児島からの勤務ということに驚きました。リモートワークはいかがですか?

 


仕事を始める前は、隣りに誰もいない状況で仕事ができるのかな?困った時はどうしたらいいのかな?と不安でした。でも、やってみるとリモートでも問題なく仕事ができましたね。

チャットで質問を投げかければ、手が空いている方から、すぐ回答がもらえますし、1人で働いているのに1人の感じがしないんです。

面談中も困ったら、Slackで質問して答えてもらえる体制があります。フォロー体制がしっかりしているので安心感がありますね。仕事で落ち込んでいる私を察して、Slack上で「がんばってるね」スタンプがもらえたり、優しい人が多い職場だなと感じています。


利用者さんに気づきが生まれる瞬間に喜び


――仕事のやりがいは、どんなときに感じますか?

 


私との会話をきっかけに、利用者さんが、ご自身で何かに気づいてくださる瞬間が嬉しいです。

禁煙指導の利用者さんの中には、モチベーションも沸かないし、禁煙できる自信もないという方もいらっしゃいます。そんな利用者さんが面談をすすめる中で、やる気になってくださり「すぐにでも始めます」と言ってくださるときは、とても嬉しくなります。

先日も面談中に、「僕、気づいたんだけど、禁煙して失うものって何もなかったんだね」と、ハッとしたように言ってくださった方がいて感動しました。

こちらから「禁煙して何も失うことってないんですよ」と伝えることは簡単ですが、それを伝えたとしても効果は薄いと思います。ご自身で気づいていただけたという点が大事だし、手応えを感じる瞬間です。

また、CureAppでは「船員保険卒煙プロジェクト」で船員の方のサポートもさせていただいています。仕事を通して船員さんなどの、これまで出会わない様々な職種の方とお話しすることができます。世界が広がる感じがするのも仕事の楽しみの1つです。

 

――指導員になるためのステップについて教えていただけますか。

 

入社して1ヶ月半くらい研修をしていただいて、その後、面談デビューしました。デビュー後も、先輩が後ろについてくれて困ったときは、質問できる体制が整っています。

また、スキルアップのための勉強会も盛んです。先日は、指導員同士何名かでグループになり、面談がうまくいかないときのデモンストレーションをして学び合う機会がありました。業務時間の中で勉強会を組んでいただけるのはありがたいです。



利用者さんの可能性を信じる指導員に


――指導員として目標はありますか?

 

禁煙面談で利用者さんが「ストレスがあって禁煙できない」「家族が吸っていて難しい」などおっしゃることがありますが、表面上の言葉だけを拾ってもうまくいかないことは多いです。解決策につなげるために、「なぜ、そういう発言をするんだろう?」ともう一歩深く考えていくことを大切にしていきたいです。そのためにも利用者さんの可能性を信じて、その方が求めたときには応えられる、安心感をあたえられる指導員でありたいですね。

禁煙に成功されることは、もちろん一番喜ばしいことですが、もし面談期間中にうまくいかなかったとしても、その方の中に何かしら残るような面談をしたいです。何年後かに「そういえば、あの時の指導員さんが勇気づけてくれたな」と、ふと思い出し、禁煙を再開するような関係性が作れたら理想です。面談の期間の半年後だけをゴールとせず、その後も禁煙を続けていけるような面談を目指したいと思います。

 

――現在、CureAppでは在宅指導員を募集中ですね。どのような方と働きたいですか?

 


在宅指導員は、私のような看護師だけでなく、管理栄養士さんや保健士さんなど多様な経験を持つ方が働いています。そんな中で学ばせていただくことは多いです。また女性が多い職場ですが、私と同じタイミングで男性の指導員も入社しました。男性の視点が入ることで、職場にも良い風が入り、利用者さんにも良い影響が生まれるのではないかと感じています。

働き方も個人に合わせて選択できますし、フルタイムの勤務ではなくても、夜の時間帯や土日の時間帯に入ってくださる方がいれば大歓迎です。ぜひ、ご応募お待ちしております!

(取材ライティング/柳澤聖子)


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