〜高血圧症治療の第一選択である生活習慣修正をトータルサポート〜 9月1日より全国の医療機関に対してサービス開始

 〜高血圧症治療の第一選択※1である生活習慣修正をトータルサポート〜

「アプリ×血圧測定×医師の指導」の6ヶ月指導プログラム※2が保険適用、

9月1日より全国の医療機関に対してサービス販売開始


 株式会社CureApp(本社:東京都中央区 代表取締役社長兼医師:佐竹 晃太)は、高血圧症向け DTx※3である「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」(以下、CureApp HT)が本日2022年9月1日に保険適用が開始されたことをご報告します。今後、医療機関における保険診療の中で「CureApp HT×血圧測定×医師の専門的な指導」による三位一体の6ヶ月指導プログラム(以下、本プログラム)」が高血圧症の患者さんに対して処方・提供されることになります。



「CureApp HT×血圧測定×医師の指導」の6ヶ月指導プログラム


 なお、本プログラムにおいて重要な役割を果たすCureApp HTは、治験での有効性・安全性の確認を経て、2022年4月に薬事承認・本日9月1日に保険収載されましたが、高血圧領域でのDTxの保険適用は世界初の事例であり、引き続き日本発の医療イノベーションとして事業化を推進していきます。

生活習慣修正の重要性と現状課題、本プログラムが持つ可能性

 「生活習慣の修正は、それ自身による降圧効果が期待されるだけでなく、高血圧予防の観点からも重要」であり、「また、降圧薬服用患者においても降圧作用の増強や投与量の減量につながることが期待できるため、生活習慣の修正は、全ての高血圧患者に対して指導すべきである。」と高血圧治療ガイドライン2019にも記されており、生活習慣の修正は高血圧症の全ての患者さんがまず取り組むべきものです。しかし、自分自身で生活習慣の修正を継続することは難しいと感じている方が多く(2022.5 CureApp調査)、診療時間内に受けることのできる指導にも限りがあるため、中々取り組めていないことが現状課題です。また生活習慣を定着化するためには一定の期間の指導介入※4が必要であると言われています。

 本プログラムは、CureApp HT×血圧測定×医師の指導による三位一体の6ヶ月指導プログラムであり、医師と患者さんを繋ぎ、今まで継続が難しいとされていた生活習慣の修正と定着化を促します。

高リスク・Ⅲ度の高血圧症の場合には、生活習慣修正の実施と同時に、薬物療法開始も推奨されています。

CureApp HT 保険適用決定区分及び価格の留意事項に記載される技術・使用方法・期間より引用。

Digital Therapeuticsの略、日本語で治療用アプリのことを指す。医療機器として薬事承認された製品。 4 Kamioka H, Nakamura Y, Yazaki T, Uebaba K, Mutoh Y, Okada S, Takahashi M. Comprehensive health education combining hot spa bathing and lifestyle education in middle-aged and elderly women: one-year follow-up on randomized controlled trial of three- and six-month interventions. J Epidemiol. 2006 Jan;16(1):35-44. doi: 10.2188/jea.16.35. PMID: 16369107; PMCID: PMC7560544.

CureApp HTを活用した本プログラムの保険算定価格について


本技術料に関する医療費は、患者負担3割の場合で 月々2,490円(初回のみ2,910円)です。

(留意点)実臨床においては、上記の保険算定価格以外にも、初診・再診料などの他の診察費用もかかります。


本品に関する保険適用決定区分と準用技術料について

決定区分

C2(新機能・新技術)

準用技術料

B100禁煙治療補助システム指導管理加算を準用して算定 140点

・C150血糖自己測定器加算(「4」月60回以上測定する場合)を準用して算定 830点


CureApp HTの医療機関向けサイト

https://cureapp.co.jp/productsite/ht/?utm_source=owned&utm_medium=press&utm_campaign=ht_press20220901

本アプリの治験エビデンス論文について

https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehab559


株式会社CureAppについて
 株式会社CureAppは、高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器創出に向け研究開発を行い、製造販売をしているMedTechベンチャー。「アプリが病気を治療する効果を持つ」という新しい医療サービスを日本で初めて実現するために、病気を治療するアプリであるDTxの開発に取り組んでいる。2020年8月には、疾患向け治療用アプリとして国内初となるニコチン依存症治療アプリの薬事承認を取得し、同年12月に保険適用に至った。高血圧領域においては2022年4月に世界初の薬事承認を取得し、同年9月に保険適用に至っている。

CureAppが取り組む事業

ニコチン依存症

2020年8月薬事承認取得、同年12月保険適用・処方開始

高血圧症

2022年4月薬事承認取得、同年9月保険適用・処方開始

NASH非アルコール性脂肪肝炎)

サワイグループホールディングス株式会社と共同開発中 /

東京大学医学部附属病院と臨床試験中

アルコール依存症

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターと共同研究 / 

岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院での臨床試験開始

がん

乳がん患者向け治療アプリを第一三共株式会社と共同開発中

慢性心不全

医療法人社団ゆみのをパートナーに開発中


 加えて、これら医療機関向けDTxの開発で蓄積した知見を活用し、民間法人向けモバイルヘルスプログラムの「ascure卒煙プログラム」、「特定保健指導対応型ascure卒煙プログラム」を提供し、230を超える多くの企業、健康保険組合などに導入をいただいています。 

 さらには、日本で生み出したモデルをベースに「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、グローバルにも展開していく予定です。