【調査リリース】高血圧患者さんの8割が経験していることとは!?


「薬が増えるのは嫌だ」「医師の前ではいい患者でいたい」
血圧が上昇する秋冬を前に高血圧患者さんのリアルな声を調査

高血圧患者さんの8割が経験していることとは!?



株式会社CureApp(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太)は、40代〜70代男女880人の高血圧患者さんに対し、患者体験や生活習慣改善に関する意識調査を実施しました。


調査結果要約
  • 「生活習慣を変えないといけないことは知っている」患者さんは全体の84%、また「自分自身だけでは管理が難しい」と感じている患者さんも全体の57%いた
  • 患者さんは「高血圧の薬を増やすことに抵抗があった/ある(58%)」と感じており、「治療を受ける時は、お医者さんに背中を押してほしい(62%)
  • 高血圧診療において46%の患者さんは「医師の前では良い患者でいたい」と思っている
  • 「治療アプリ」の認知率は22%、「スマート療法」の認知率は14%
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調査の結果、患者さん全体の84%が「生活習慣を変えないといけないことは知っている」と回答し、多くの方が生活習慣の必要性を感じるという経験をしている一方、全体の57%の患者さんは「自分自身だけでは管理が難しい」とも感じているという結果となりました。高血圧症の治療には生活習慣の改善が不可欠ですが、患者さん自身その必要性を認識しつつも、一人では取り組むのが難しいと感じられているという課題が明らかになりました。


また、半数以上の方が「高血圧の薬を増やすことに抵抗はあった/ある」、「薬を増やすことは、自分にとってはショックな出来事だった」と回答しており増薬に抵抗感を感じる方が多いものの、6割の方が「治療を受ける時は、お医者さんに背中を押してほしい」、「お医者さんが進めるなら、多少高い治療でも受けるだろう」と回答していることや、半数近い方が「医師の前では良い患者でいたいと思った」と回答するなど、高血圧治療において医師との関係を重要視されていることが伺えました。


現在、高血圧治療における選択肢は、①患者さん自身での生活習慣改善、②薬物治療に加え、③スマートフォン(保険適用の治療アプリなど)と医師の指導を組み合わせた「スマート降圧療法」などがありますが、この3つの選択肢の中で最も新しい選択肢である「スマート降圧療法」については、「治療アプリ」の認知率が22%、「スマート療法」の認知率は14%という結果となりました。

調査概要

調査方法

インターネットによるアンケート

調査会社

株式会社インデックス・アイ

実施期間

2023年7月27日〜7月31日

対象者

高血圧症の40代〜70代の男女880人

※内訳

基礎疾患:高血圧のみ(51%)、高血圧+糖尿病or脂質異常症or高尿酸血症(33%)

通院状況:現在通院中(96%)

服薬状況:生活習慣修正の指導のみ(3%)、薬剤服薬中(93%)

調査エリア

全国


調査の背景
リスク要因別の関連死亡者数を見ると、高血圧は喫煙に次いで2番目であり*1、死亡リスクに関わる重要な疾患です。また、日本の高血圧患者数はおよそ4300万人*2といわれています。高血圧患者さんのリアルな声を知るために、血圧が上昇する秋冬を前に、実際の患者さんに高血圧治療や生活習慣に関するアンケート調査を実施しました。

*1:平成30年版厚生労働白書(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/18/dl/2-08.pdf

*2:高血圧治療ガイドライン2019(日本高血圧学会)

https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019/JSH2019_hp.pdf


調査結果の詳細

①これまでに高血圧での受診や生活習慣の改善について以下のような経験はありましたか?(それぞれ1つずつ選択)

②あなたにとっての生活習慣の改善に関する経験はどのようなものでしたか?(それぞれ1つずつ選択)※生活習慣の改善経験がある人のみに質問
③これまでに高血圧診療について以下のような経験はありましたか?(それぞれ1つずつ選択)
④これまでに高血圧の治療で薬の量や種類が増えた時に感じたことで最も当てはまるものをそれぞれ選んでください。(それぞれ1つずつ選択)※薬剤の量や数が増えた経験のある方のみ回答

⑤あなたは医療における以下の言葉をどの程度御存知ですか?(それぞれ1つずつ選択)

①聞いたことがない、②名前だけは聞いたことがある、③内容まで知っている※認知率:②③の回答率、理解率:③の回答率