第5回 IP BASE AWARD スタートアップ部門 奨励賞受賞 〜CureApp開発担当者と知財担当者が授賞式に参加〜



〜医療領域での知財戦略とITソフト領域での知財戦略を融合させた知財活動を評価〜



CureAppは、第5回 IP BASE AWARD スタートアップ部門にて奨励賞を受賞したことを受け、当社開発統括取締役と知財チーム担当者が3月1日に行われた授賞式に参加しました。


 IP BASE AWARD とは、特許庁・知財功労賞の登竜門として位置づけられており、今回で5回目を迎えます。スタートアップの知財活動および知財支援活動を奨励し、スタートアップによる知財活用や支援者による知財支援、スタートアップ知財エコシステムへの取り組みを後押しすることを目的とするものです。


 今回、授賞式に参加した当社開発統括取締役の鈴木と知財チーム担当者である酒井と山本に感想を聞きました。




鈴木晋(開発統括取締役・医師)

CureAppを佐竹晃太(代表取締役社長・医師)と共同創業。医師であり最高開発責任者として、技術から医学的コンテンツ、医療機器開発、情報セキュリティ、デジタルトランスフォーメーションなど広く会社全体を指揮し、現在は開発統括取締役を務める。また、現在も臨床現場にて一般内科診療を行う。


酒井康徳(法務部長 / 弁護士)

弁護士資格取得後、大手医療機器メーカーで法務と新規事業企画を兼務。2021年10月よりCureAppに参画。現在、法務部長を務め、法務・コンプライアンス、知財、セキュリティ、資金調達・IPO等に幅広く関与。


山本也寸子(法務・知財)

事務機器メーカー、化粧品メーカーでの知財業務を経て、2023年3月より現職。CureApp法務部で知財全般を担当。






Q.奨励賞受賞の率直な感想を教えてください。


鈴木:創業時から知財に関しては意識して取り組んできていたので、今回評価いただけたことを誇らしく思います。


山本:CureAppは創業当初から創業者や歴代の社員らの挑戦により、新しい産業分野を開拓してきました。その創意工夫を保護できるのが知的財産権なので、取り組みを評価して頂き、光栄に思っています。


酒井:CureAppはメディア露出も多く、今までも様々な賞を受賞させていただいていますが、知財関連で対外的に表彰されたのはこれが初めてなので、CureAppの知財力を評価いただけたのだと嬉しく思います。


Q.実際に授賞式に参加してみてどうでしたか。


鈴木:今回改めて知財に携わる沢山の方がエコシステムを形成していることに気づきました。その中で、スタートアップとしての役割も再認識することができ、よい機会となりました。


酒井:スタートアップのイベントですが受賞企業・支援者の面々から各界の実力者が注力されている印象を受けました。そのような中で今回評価いただけたことは、今後の活力にもなりますね。


山本:授賞式では他社さんの事例などもお聞きし、自社の事業成長に資する知財活用とは何か?を考える良い機会となりました。簡単なことではありませんが、日常の業務から意識していきたいと思います。





Q.CureAppの知財活動において重要なことや普段から心がけていることを教えてください。


鈴木:やはり重要なのは開発チームと知財チームの連携ですね。開発チームの動きを察知して知財チームが権利化可能性を積極的に模索することで昨年は多数の出願実績を得ることができました。


酒井:製薬業界とはまた異なる製品特性と法規制を含む事業環境をよく理解することが一番重要だと思っています。その上で、事業価値を生み出すポイントはどこかを考えて権利化・権利処理のアクションを取るなど、総合的な視点を持つことを心がけるようにしています。


山本:社内の関連部門とのコミュニケーションを重視し、社内で生まれる技術の価値を最大化することを考えながら、特許出願等をしています。また、事業活動で築いた社外の信用を保護し、価値を高めるための商標出願等のブランド保護も重要と考えています。


Q.今後のCureApp知財活動の方向性や目標などあればを教えてください


鈴木:治療アプリ事業のトップランナーだからこそ見えるエッジにまつわるアイデアや技術を権利化していくことを続けていきたいと思います。昨年から知財専任担当が加わり、知財活動が今まで以上に大幅にアップデートされているので、この勢いを今後も維持したいですね。


山本:発明者体験の向上。CureAppでは様々な職種の方が発明者になる可能性があります。代理人である特許事務所の支援を得ながら、特許出願時の発明者の負荷を下げる工夫をしています。同時に、将来の知財活用を見据え、治療アプリという新しい産業分野の先行企業として、資産形成を進めていきたいです。


酒井:成功事例を積み重ねてベストプラクティスを確立し、知財を使って事業を深化させていきたいと思っています。CureAppは人と知財から成る会社なので、知財を戦略的に活用することで企業価値を向上させ、社内外から投資したいと思われるような取り組みを進めたいと思います。


IP BASE AWARDについて

https://ipbase.go.jp/award/



受賞に関する当社プレスリリース

https://note.com/cureapp/n/n128a7ae153c4



授賞式の様子(Youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=sEdAo7Y-dO4


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