デジタル療法分野で注⽬される国際学術雑誌 英誌「Nature」の関連誌「npj Digital Medicine」に治験結果を掲載 〜CureApp と慶應義塾⼤学医学部等が治療⽤アプリの⻑期有効性を確認〜 株式会社CureApp は慶應義塾⼤学医学部内科学(呼吸器)教室の正⽊克宜助教、舘野博喜講師(⾮常勤)、福永興壱教授などと共同で⽇本初のスマホアプリの治験を⾏い、ニコチン依存症治療⽤アプリの有効性を確認したことを2019 年5 ⽉に発表いたしました。このたび、本研究論⽂が2020 年3 ⽉12 ⽇、国際学術雑誌である「npj Digital Medicine」(※1)に掲載されたことを報告いたします。 論⽂はこちらからご覧いただけます https://www.nature.com/articles/s41746-020-0243-5 ※1:npj Digital Medicine」は論⽂審査のある国際的なオープンアクセスジャーナルです。npj はNature Partner Journals(ネイチャー・パートナー・ジャーナル)の略であり、npj シリーズで発⾏されるジャーナルはNature 関連誌に準ずる厳格な編集基準が設けられています。「npj Digital Medicine」ではデジタルやモバイルに関するテクノロジーの臨床実装等を含む、デジタル医学に関連した質の⾼い研究結果が掲載されています。 近年、世界ではデジタル療法への注⽬が⾼まり、国内でも治療薬のように医師が処⽅して病気を治療する「治療⽤アプリ」の開発が進んでいます。世界的には治療⽤アプリが保険適⽤となった事例もすでに複数出てきており、今後国内外で様々な疾患における治療⽤アプリが登場し、広く普及していくことが⾒込まれます。本研究で⽤いた「ニコチン依存症治療⽤アプリ」は⽇本国内で最初に開発された治療⽤アプリであり、また「アプリの治療効果を検証する治験」も国内初の試みでした。 <治験結果とニコチン依存症治療⽤アプリの価値>*1 本治験での9-24週における継続禁煙率*2は、対照群50.5%と⽐べて治療⽤アプリを使⽤した治験治療群では63.9%でした。この差は統計学的に有意であり、ニコチン依存症治療⽤アプリが禁煙の継