日本初、CureAppが「減酒治療アプリ」の製造販売承認申請
~減酒治療による健康増進をより身近に届け、
厚労省も推進するアルコール健康障害対策への貢献を目指す~
先月2024年2月に厚生労働省より飲酒に伴うリスクに関する知識の普及・推進を図ることを目的に「飲酒ガイドライン」*が正式に公開されました。国民一人ひとりがアルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自らの予防に必要な注意を払って不適切な飲酒を減らすために活用されることを目的としています。
過度の飲酒はがん等の重篤な疾病発症の身体的リスクだけでなく、対人トラブルなどの行動面でのリスク上昇にも繋がります。このように明らかに有害な事象が想定されるにも関わらず飲酒習慣を変えず、自身での飲酒量をコントロールできない場合には、アルコール依存症が疑われます。
一方でアルコール依存症の従来の治療法は断酒が中心であり、治療を受けることには抵抗感を持つ方も多く、早期治療介入が難しいという課題もあります。近年、重篤な身体的、精神的、社会的問題にまでは至っていないアルコール依存症の方に対する新たな治療選択として”減酒(飲酒量低減)”を目標とした治療が国内外で広まりつつあります。先述の厚労省の飲酒ガイドラインの中でも、飲酒量による疾患発症リスクなどをもとに健康に配慮した飲酒基準などが示されました。患者さんに寄り添い医学的に適切なサポートを行うCureAppの減酒治療アプリを通し、アルコールとの付き合いに課題を持つ多くの方の健康増進に貢献することを目指して参ります。
*参考情報:『健康に配慮した飲酒に関するガイドライン』https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf
本アプリ治験概要についてはこちらをご覧ください:https://cureapp.blogspot.com/2024/02/cureapp_01605379749.html
今後の予定
本治験の詳細な結果は国内外の学会、学術誌に発表する予定です。また、製造販売承認取得後は保険適用による医療機関での処方の実現を目指し進めて参ります。