減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)※1」が GOOD DESIGN AWARD 2026を受賞~減酒治療における新たなデザインアプローチが評価~

 株式会社CureApp(キュア・アップ / 本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太)は、当社がアルコール依存症患者のために開発し、医療機関にて医師による処方が開始されている減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」※1(以下、本アプリ)が、2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。

※1:販売名:CureApp AUD 飲酒量低減治療補助アプリ

    承認番号:30700BZX00034000

    区分:管理医療機器

    製造販売元:株式会社CureApp

◾️減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」について

・医師向けサイト:https://aud-sodan.jp/hcp/

・患者さん向けサイト:https://aud-sodan.jp/treatment/aud-app/ 


CureAppは、スマートフォンで動作する治療用のソフトウェア医療機器「治療アプリ」を開発しています。本アプリはアルコール依存症に対する新たなアプローチである「減酒治療」をサポートする医療機器として、2025年9月より保険適用での処方が開始されています。 

本アプリの開発においては、「どのように患者さん、そして医療従事者の方々に寄り添い、治療の継続や診察の質の向上に貢献できるのか?」について、当社の開発・デザイン・メディカルチームが議論を尽くして作り上げました。

また、アクセシビリティの観点では、幅広い年齢の患者さんに優しいデザインになるよう、配色やコントラスト、文字やボタンのサイズ、操作性やレイアウトなどに配慮して設計しました。さらに、専門医だけでなく非専門医でも標準的なアルコール依存症治療に取り組めるよう、限られた診察時間の中でも必要な情報(患者さんが入力した日々の飲酒量など)にスムーズにアクセスできる設計にするなど、患者さんが本アプリを利用している時間だけでなく、診察も含めた治療体験全体をより良いものにするためのデザインを追求しています。

今回の受賞では、本アプリ単体のデザイン評価に加え、我々が意識した治療体験全体をデザインした観点からも高く評価をいただいたことを大変嬉しく思います。この受賞が治療アプリ(デジタル・セラピューティクス/デジタル療法)という存在をより広く知っていただくきっかけとなることを願っています。

グッドデザイン賞受賞ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/34963


◾️アルコール依存症の現状と治療アプリによる治療の可能性

アルコール依存症の治療においては、従来の断酒だけでなく、患者さんの状態に応じた「減酒」という選択肢も重要視されるようになってきました。しかしながら、医療従事者による直接の生活習慣指導や心理的サポートがあるものの、患者さんが個人で継続的に治療に取り組むには難しい現状があります。これらを解決する治療の選択肢として減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」があります。

患者さんは自身のスマートフォンを利用し、診察と診察の間の治療空白期間に本アプリが提供するプログラムを通じて、日々の飲酒状況の記録や行動変容を図ります。

また、医師は専用の管理画面を通じて患者さんの治療経過を把握することができるため、診療の質と効率を向上させることが可能です。

現在、本アプリはアルコール依存症(減酒)治療の選択肢の一つとなっており、全国の医療機関で提供され、患者さんの治療に利用されています。

【減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」患者アプリの使用方法】

毎日、「朝、アプリを開く」「飲酒記録をする」「夜、アプリを開く」などを行います。


アプリのガイドに合わせて「振り返り」「セルフケア」「学習」などをご自身のペースで実施することができます。

◾️審査委員評価コメント

本製品は、診療と治療の合間に生じる「治療空白期間」に介入し、飲酒習慣の改善と定着を実現している。治験では多量飲酒日数と総アルコール摂取量が対照群より有意に減少し、有効性が確認された。アルコール使用症は自覚しにくく受診率が低い一方、中心となる心理社会的治療は専門性が高く、治療アクセスと医療機関の負担が課題であった。今後は非専門医でも適切な減酒治療を実践でき、早期治療の裾野が広がることが期待される。患者の続けやすさと、データを反映した診察スライドによる医師の使いやすさを両立した設計が秀逸である。 

◾️CureApp 執行役員 企画開発本部長 永田 昌一 コメント

このたび、減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」がグッドデザイン賞を受賞しました。2024年度の「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」に続き、当社の治療補助アプリにおけるデザインへの取り組みを評価いただけたことを大変光栄に思います。

アルコール依存症は、患者さんが専門医療機関の受診に心理的な抵抗を感じやすく、適切な治療にアクセスできていない方が多い疾患です。さらに、治療の中心となる心理社会的治療を限られた診察時間の中で継続的に提供することにも難しさがあります。

本アプリでは、アプリ単体にとどまらず、患者さんの日常や医療機関での診察を含む治療体験全体をデザインの対象とし、診察室の外にある時間をソフトウェアで治療へとつなぐとともに、専門医療機関だけでなく、より身近な医療機関でも減酒治療に取り組める環境づくりを目指しました。

デザインは見た目を整えるためだけのものではなく、治療へのアクセスを広げる手段にもなりうる。今回の受賞は、私たちのその信念を力強く支持していただいたものと受け止めています。

『ソフトウェアで「治療」を再創造する』というミッションのもと、全ての人が安心して質の高い治療を受けられる社会の実現に向けて、これからも邁進してまいります。 

◾️CureApp 開発担当者、デザイン担当者 コメント

アルコール依存症の治療には専門的な知識や経験が求められますが、専門医以外の医師も診療に取り組みやすい環境を作り、治療の裾野を広げること、そして専門医の先生方にとってもよりスムーズな治療提供を可能にすることが重要だと考えました。こうした治療を患者さんと医師の双方の視点から支えるため、患者アプリでは、自身の取り組みへの手応えを感じながら、日々の記録を続けやすくすることを目指しました。医師アプリでは、患者さんが記録した日々の渇望や葛藤を視覚的にわかりやすく整理し、状況の把握を支えることで、限られた診察時間を患者さんとの対話や治療のサポートに充てられるよう工夫しました。患者さんと医師、それぞれの視点から、治療に取り組みやすい体験をデザインしています。

本アプリを用いた新たな治療を始める際の迷いや負担を、デザインの力で軽減する。こうした工夫が、患者さんと医師の双方にとって治療に取り組むハードルを下げ、より多くの患者さんが適切な治療を受けられる環境づくりにつながると考えています。

「医師と患者さんの対話を支え、治療効果(減酒)を力強く後押しする」。そうした体験の実現を目指し、今回の受賞を励みに、今後も現場の医療従事者の声に耳を傾け、より良い治療体験の提供に向けて継続的なデザインの改良に努めてまいります。 

◾️沢井製薬株式会社 

執行役員 製品戦略部担当役員 兼 製品戦略部長 田中 克実様コメント

この度の「HAUDY(ハウディ)」のグッドデザイン賞受賞、誠におめでとうございます。販売を担うパートナーである弊社にとっても、大変誇らしいニュースとして受け止めております。

本製品の販売を開始して約1年となります。医師が処方する「治療補助アプリ」という初の取り組みの中で、患者さんが日々の治療に前向きに取り組めるような優れたデザイン・設計が評価されたことは、弊社にとっても大きな喜びです。今後も、医療機関における採用拡大を通じて、この優れた製品を一人でも多くの患者さんにお届けし、治療アクセスの向上に寄与できるよう努めてまいります。 

◾️減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」関連サイト

・「減酒治療補助アプリ」が相談できる病院検索:https://aud-sodan.jp/treatment/medical-search/

・薬事承認時のプレスリリース:https://cureapp.blogspot.com/2025/02/blog-post_18.html

◾️医療関係者の本製品に関する問い合わせ先

https://f.msgs.jp/n/form/kfab/RbRJUWwa5aU9XsKKFcZeX 

◾️グッドデザイン賞とは

1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。

国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

http://www.g-mark.org/