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7月, 2019の投稿を表示しています

キュア・アップ、創立5周年!

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5年前の今日、2014年7月31日にキュア・アップは現在のCEO 佐竹晃太とCDO 鈴木晋により創設されました。日々医療の現場で患者さんを診療していた2人が「治療アプリ」という第3の治療法を確立するために事業に挑む、大きな1歩を踏み出した日になります。 あれから5年経った今、何度も何度も試行錯誤し作成してきた我が子のような大切なアプリが、少しづつ大きく成長し第1弾のニコチン依存症の治療用アプリは日本で初となる「アプリの治験」を開始し、終了するまでになりました。( https://www.wantedly.com/companies/cureapp/post_articles/170796 ) この他にも、高血圧や非アルコール性脂肪肝炎(NASH)といった領域においても開発を進めています。 加えて、この治療アプリの知見を活かして開発した「法人向けモバイルヘルスプログラム」では、「ascure卒煙プログラム」が、現在60以上の法人へ導入をいただくまでになりました。 社員数でも、医師2人から始まったその後、「アプリで治療する未来を創造する」というビジョンに共感した医師や看護師、エンジニアやデザイナー、薬事担当や事業開発、カウンセラーやインターン、その他様々なバックグラウンドを持った社員が国内外にて加わり、現在は65人にまで増えています。 ここまでの規模になることを5年前の今日にはとても想像できませんでした。この成長を実現できたのも、日々応援くださる皆様のお陰であり、改めまして心より感謝申し上げます。 まだまだ多くの領域で救いの手を待っている患者さんに、より多くの領域で治療アプリという新しい手法を提供できるよう、日々社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 <5周年をお祝いしての社内ランチ会の様子> <CEO佐竹からの挨拶の後はキュア・アップ特製ケーキでお祝い>

【講義】京都大学 ILASセミナー :医学、医薬ビジネスや政策のための統計学にてお話をさせていただきました

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 この度、京都大学 臨床統計学講座 田中司朗教授にお招きいただき、弊社の薬事担当であり、岡山県精神科医療センターや京都大学大学院医学研究科 健康増進・行動学分野で活躍中の 宋龍平医師が、主に薬学部、工学部、経済学部などの学部生に対し、臨床医としてエビデンスを使う立場、臨床研究者としてエビデンスを作る立場を経験した上で、どのような課題感を持ってCAに参加したのかをお話をさせていただきました。 現在、「臨床統計学」の専門家が医療や医薬産業にて求められている一方で、その数は極端に少ない状況にあります。今回のセミナーでは、幅広い分野の学生に対して、臨床統計学がどのように医療の向上やビジネス、政策に結びついているのか、その一例をお伝えすることを目的に、現在のキュア・アップで関わっているプロダクトや治験についてお話をしました。 様々な分野の学生の方に、臨床統計学の必要性があることを少しでも理解し、興味を抱くきっかけとなればと思います。

【学会】American Thoracic Society(ATS, 米国胸部学会議) 2019 in Dallas

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米国ダラスにて行われた American Thoracic Society(ATS, 米国胸部学会議) 2019 にて、弊社のニコチン依存症治療用アプリケーションの開発や臨床研究・治験に医療現場からご協力をいただいている慶應大学医学部 舘野博喜 医師が発表をいたしました。 ニコチン依存症治療用アプリの治験にてアプリの有効性を確認したことをご報告した他、その後に地元TVを含む多くの取材もいただき、現地での関心がとても高いことを改めて感じる機会となりました。 米国を中心に海外では、治療用アプリがFDA承認や保険償還を得る事例が既に存在、エビデンスの蓄積や保険償還型のビジネスモデルが構築されてきています。 弊社も日本で初めてアプリが治療効果をベースに医療機器の承認、保険償還を得られるモデルを構築できるよう、引き続き取り組んで参ります。

愛知医科大学 谷口千枝さんとascure(アスキュア)卒煙指導員の交流会を実施しました

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先日、日本禁煙学会認定の専門指導者であり、禁煙外来での指導経験も豊富、看護師や看護学生への教育にも力を入れられている愛知医科大学の谷口千枝さんをお招きして、asucre(アスキュア)卒煙プログラム禁煙指導員との交流会を行いました。 キュア・アップが提供する「 ascure(アスキュア)卒煙プログラム 」は、<医師開発の専用アプリ × 指導員によるオンラインカウンセリング × OTC医薬品の自宅配送>を組み合わせ、禁煙に取り組む方をサポートする法人向け禁煙プログラムです。現在、60を超える法人に導入いただくなど、「テクノロジーによる新しい卒煙施策」として注目を頂いております。 ascure(アスキュア)卒煙プログラムの大きな強みの一つとして、6ヶ月の長期に渡り1回30~45分と時間をかけて行う指導員によるオンラインでの禁煙指導があります。 指導員達の卒煙指導・カウンセリングの育成は社内での研修体制を整備し、加えて学会や外部の勉強会にも参加するなど、卒煙を目指される皆様を全力でご支援できるよう日々スキルアップに取り組んでおります。 そんな指導員達の学習の一環として、学会などでも交流のあった谷口さんとの交流会という貴重な場が実現しました。 交流会では、谷口さんのこれまでのご活動や国内外の禁煙指導に関するノウハウをご教授いただいた後、弊社のascure(アスキュア)卒煙プログラムを谷口さんへご紹介する時間もいただきました。 また、事例検討会という形で、それぞれが指導中に抱えた疑問や課題感について様々なアドバイスをいただきました。 この事例検討会は、心理療法や行動科学へのご見識が深くその概念をベースにいただく谷口さんのアドバイスが本当に参考になり質問が止まず、当初の予定を大幅に超え交流会は約6時間以上続きました。 参加した指導員たちからも、「交流会のあとで禁煙指導をした際に、谷口さんのお話されていた行動科学の"ステージ"で考えることで、指導がしやすくなった」、「今まであまりスムーズにコミュニケーションが取れないと感じていた参加者さんと良い面談ができるようなり、参加者さんがどんどん自信をつけて明るくなってくれた」と、スキルアップを実感したというコメントが多数あがっていました。 asucre(アスキュア)卒煙プログラムでは、今後もより多くの禁煙に取

【学会】第55回 日本肝臓学会総会2019

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  第55回 日本肝臓学会総会 にて、弊社にて医療専門職の観点から様々なプロダクトに関わっている谷川医師が 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者を対象とした治療用アプリケーションの可能性と治療用アプリケーションの介入の多施設前向き単群試験プロトコル について発表を致しました。 NASH治療の課題 と 治療用アプリにより生まれる新たな治療 や、目的や方法についても発表し、当日は多くの方に関心を抱いていることを実感致しました。

【プレスリリース】第一生命保険・森トラストなどから総額22億円の資金調達を実施

医師が処方する「治療アプリ」の研究開発を行うキュア・アップ 第一生命保険・森トラストなどから総額22億円の資金調達を実施 〜臨床試験中の治療アプリのさらなる開発加速や対象疾患拡大、グローバル展開に充当〜  疾患治療用プログラム医療機器「治療アプリ」の研究開発から製造販売を事業とする株式会社キュア・アップ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太)は、第一生命保険株式会社、森トラスト株式会社、株式会社コシダカホールディングス、株式会社インテージホールディングス等を引受先とする、総額22億円の第三者割当増資を実施したことをお知らせ致します。なお、今回の資金調達を含めたこれまでの累計資金調達額は、約41.7億円となります。 【キュア・アップについて】  株式会社キュア・アップは、高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた 「病気を治療するアプリ」= 「治療アプリ」 の開発に取り組んでおります。「治療アプリ」はこれまで医療者が関わることの難しかった診察以外の時間帯(院外、在宅・外出時など)に患者への治療介入を実現。個別化された医学的なフォローを行い意識・習慣に対して行動変容を促すことで、治療効果をあげる仕組みを構築しています。  現在、弊社は 「アプリで治療する未来を創造する」 をビジョンに掲げ、大学医学部・大学病院と共同で3疾患の「治療アプリ」開発に取り組む他、「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、グローバル展開も進めています。  また、「治療アプリ」開発で蓄積した知見を活かし民間企業の健康増進にも活用できるよう、法人向け 「モバイルヘルスプログラム」 も開発。健康保険組合加入者などへの健康増進や健康経営の取り組みへ貢献することを目指し、現在、禁煙支援の 「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」 と、特定保健指導対応の 「ascure STEPS(生活習慣改善プログラム)」 を提供しています。 【資金調達の目的と使途】  今回の増資は、弊社の手がける「治療アプリ」が医療財政の逼迫、医師の不足など日本の医療システムの大きな課題解決に資することに加え、弊社デジタルヘルスケア事業と幅広い産業との連携の可能性が評価され、実施に至りました。  本資金により、現在薬事申請中で保険適

【寄稿:Modrn Physician】特集:医療✖️新ビジネス 治療アプリの開発・デジタル療法の確立

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内科系総合雑誌のModern Physicianの今月号のテーマは医療✖︎新ビジネスと題し、実際に起業した医師へのインタビューにより、起業のきっかけや今後の目標など、ビジネスの側面から医療への貢献を探り紹介しています。 その中で、弊社代表佐竹も取材いただき、 <治療アプリの開発・デジタル療法の確立> として、「治療アプリ®」の開発秘話や今後のデジタル療法についてお話しています。 治療用アプリの開発において、臨床現場で経験を積んだ医師の知見が必要なことや、アプリの開発の原点が実際の臨床現場にあったことをお話をしています。 ニコチン依存症のみならず、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や高血圧についての治療用アプリの開発も行っており、今後もより一層「質の高い医療の提供」に加え、「より良い医療を作り出す」ことを、治療用アプリの開発を通して行っていきたいと考えています。 是非ご覧ください: http://shinkoh-igaku.jp/mokuroku/data/M3907.html